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September 29, 2005

議事堂に登っちゃった人

fathers4justice A 'Fathers 4 Justice' protestor waves from the roof of the House of Parliament yahoo! UK&Irelandから

ビッグベンを背に、一体どこにのぼってるんだ!?議事堂見学中に警備の目をくぐってこんなところに来たらしい・・・すごい。

彼はFathers 4 Justiceのメンバーで、離婚時の親権問題で父親が不利だってことに抗議してるとか。垂れ幕には、
Does Blair care? For Fawkes sake, change family law.
と書いてあるみたい。

For -'s sakeと言う表現は、「お願いだから、一体ぜんたい」のようにちょっとイライラ感を表す表現。私もイギリス人じゃないんで、定かじゃないんだけど、FawkesってのはたぶんGuy Fawkesのことかなーと思いました。

11月5日は、イギリスでGuy Fawkes Dayといって、1605年に国王ジェームズ1世を議事堂もろとも爆破しようとしたGunpowder plot(火薬陰謀事件?)の首謀者の1人Guy Fawkesの人形を燃やしたり、花火をあげたりする日らしい。

彼は、こっそり議事堂の地下に爆薬を運び込んでたんだけど、その現場を抑えられて、捕まったとか。でも本当の首謀者はその後に捕まった人みたい。どちらにせよ、加担者はかなり残虐な拷問と処刑にあったそうです。

なんでこんな事件になったかというと、まず、ジェームズ1世の祖父であるヘンリー8世は離婚・再婚問題でローマ教会と対立して、イギリス国教会を作っちゃった人です。カトリックはこれを禁止しているので・・・。
で、最初の妻はスペインの姫で、その娘がBloody Maryで有名なメアリー1世。彼女はカトリックに戻そうと、プロテスタントを弾圧。それで「血まみれメアリー」なわけです。ジェームズ1世は彼女の息子。

次に王位についたエリザベス1世(ヘンリー8世の二番目の妻の娘)は、再びプロテスタントに戻す。その後にジェームズ1世が即位。彼はカトリックもプロテスタントも弾圧してたようです。そこで起きたのがこの事件。Guy Fawkesさんたちはカトリックです。

昔の『罪人』が祭日になってるのって不思議。今は堂思われてるのか分からないけど、人形を燃やすってかわいそう・・・もう亡くなってるんだからいいじゃない、というのは日本人の発想?

で、議事堂に登っちゃったお父さんの垂れ幕を見て、『議事堂』『離婚』なーんてキーワードからこのことを思い出しちゃいました。やっぱ意図的にFawkes使ったのかな?

昔、Mr. ビーンの役者さんが主演の映画(ジョニー・イングリッシュ?)で、彼が
『ブラッディ・メアリーをウォッカ抜きで』
って注文してて・・・・・・・トマトジュースじゃん(笑)とちょっと面白かったことも思い出した。

イギリスって面白いなー。というか、歴史って面白い。申し訳程度に英文学勉強してたのは随分前に思えるけども・・・

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